革製品のお手入れ方法とは?
革製品のお手入れ方法とは?
革製品といっても、種類がたくさんあります!
主な種類として、本革(銀面)、本革(スェード)、本革(エナメル)、合成皮革(合皮)があります。
こちらの4種類について、特徴とお手入れ方法をご紹介します。大事な物だから、長持ちさせたいですね。
本革と合成皮革(合皮)って、何が違うの?
合成皮革は、合皮または、フェイクレザーと言われています。
本革とそれぞれ何が違うのでしょうか。特徴をみながら、違いをみていきましょう!
それぞれの良さがありますので、用途や好みに合わせて使い分けてください。
本革:天然素材の特長
- 天然素材
- 牛や豚といった動物の皮膚をなめしてつくられる天然素材
- 熱に弱い
- 人間の皮膚と同じなので、熱いものに触れるとやけどします。
- お手入れ
- マメなお手入れが必要です。皮膚と同じくクリームなどのケアをしないとカサカサになったりします。
- クリーニング料金
- 本革のジャンパーなどはクリーニングが難しいので、高価な金額になります。(参考価格:5,000円以上)
- 加工
- 染色できる色にある程度制限があり、茶色や黒などの色が一般的です。
- 種類
- 銀面(つやつやしたもの)、スェード(銀面の裏側で起毛した風合い)、エナメル(銀面を樹脂加工したもの)
- 重さ
- 重いです。
- 価格
- 高価になります。商品に合わせてパーツ取りをしていきます。また、部位によって革の厚み、きめの細かさや、柔らかさが異なります。さらに元は生き物なので、「傷」があったりします。それを避けながら、均一な商品を作り上げていくには、熟練した職人による仕事が必要になるため、高価になります。
- 耐久性
- しっかりとお手入れをすると10年以上使用できると言われています。ただし、水分を非常に嫌うため、少しついただけでもシミになったり、たくさんかかると硬くなって使えなくなることもあります。
合成皮革:人工素材の特長
- 人工素材
- 布にポリウレタンという人口の樹脂を塗って作られた人口素材
- 熱に弱い
- 樹脂なので熱に弱いです。
- お手入れ
- クリームを塗るなどのお手入れは不要です。
- クリーニング料金
- 他の商品などと同じ価格でクリーニングできます。
- 加工
- 人工素材の特徴でいろいろな色の製品をつくることが可能です。
- 種類
- いろいろな形の商品をつくることが可能です。
- 重さ
- 軽くて、着心地がよいです。
- 価格
- 工業的に大量生産できる人口素材で、均一な製品を創ることができるので、リーズナブルな価格で購入できます。
- 耐久性
- 寿命は2、3年といわれいてます。ポリウレタンという素材は、何もしなくても自然に劣化が進んできます。本革と違い、クリームで品質を保つことが出来ません。しかし、水に強くシミになったり型崩れはしません。
お手入れ方法は?
本革(鏡面)
シーズン中は着用の度に簡単なブラッシングで、商品についたほこりを落としてください。
シーズン中に2回はクリームによるケアを行ってください。
どんなクリームがよいかわからない時は、靴用のデリケートな無色タイプを選んでください。
好みと着用度合いによって変わりますが、2、3年に1度のクリーニングをオススメします。
【保管】
湿気によってカビやすいです。汚れもカビのもとになります。ブラッシングでしっかりごみをとった後、ケアをして保管してください。オフシーズンでも、2、3回虫干ししましょう!
本革(スウェード)
シーズン中は着用の度に簡単なブラッシングで商品についたほこりを落としてください。
クリームは絶対に使用しないでください。シミになります。
簡単な汚れは紙やすり等でこするときれになります。しかし、やり過ぎるとかえって周りとの色の差ができてきれいなのに目立つということになります。
好みと着用度合いによって変わりますが、2、3年に1度のクリーニングをオススメします。
【保管】
湿気によってカビやすいです。汚れもカビのもとになります。ブラッシングでしっかりごみをとった後、ケアをして保管してください。オフシーズンでも、2、3回虫干ししましょう!
本革(エナメル)
エナメルは水分には強いが、乾燥には弱いです。また、日焼けしやすく色移りしやすい性質があります。
専用のラックスプレーというものを使用しましょう!
日光や蛍光灯の光で茶色に変色し、さらには乾燥してひび割れが発生します。
また、何か別の物が触れているだけで色移りします。エナメルのシミはとることができませんので、ご注意ください。
合成皮革(合皮)
基本はクリーニングにだしてください。
合皮が全体的に使用されているジャンパーやジャケットの場合、着用の度にかたく絞ったタオルでエリ周りや袖口を拭いてください。皮脂汚れが劣化を促進させますが、拭くことによってそれを軽減させることが出来ます。
【保管】
シーズンオフでクリーニングした際は、ビニール袋を取り、1日陰干してから収納しください。
また、劣化が進んできてベタつき始めた時は、他の商品に付くリスクもあるので、その商品を楽しむ期限が過ぎたので処分をお薦めします。