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合皮のソファーについたボールペンの除去
皆さんこんにちは志村です。
今日は、家庭用品についてしまったボールペンのシミの除去の一例をご紹介します
ボールペンによるシミ、と言うか落書きは小さいお子さんをお持ちの方なら
悩みの種の一つですよね
我が家にも一人偉大な芸術家がおりまして、先日書き上げられた作品がこれです。
私は勝手に「炎」と名づけさせていただきましたが、画伯の熱の入りようは尋常ではなかったと思います。
私たち凡人にすきを与えず、あっという間に書き上げたようで
妻の顔が「ムンク」のようになっていたのは言うまでもありません
さて、ここで私の出番です。
冷静に状況を分析し、素材のダメージを最小限に抑えながら「炎」を消すマジックに取り掛かります。
選ばれたの神器がこれです。
左の「アタックネオ」は私の知っている限り、市販の洗剤市場最強の「界面活性剤」が入っています。
まさに芸術品です!と、思ってしまうところが職業病でしょうか・・・。
さて、この「アタックネオ」(なければ出来るだけ界面活性剤の含有量が多いもの)を
キッチンペーパーに適量とります。
これで、炎をこすっていきます。
見る見るうちに炎が消されていきました。
何度かやっているうちに赤いインクは落ちました。
(キッチンペーパーはもったいない、雑巾で良いじゃないという方もいらっしゃるかと思いますが、洗剤の使用量が多いので、すすぐのが大変だと思います。なので、使い捨てのキッチンペーパーを使用しました)
けど、黒いペンは落ち切れていません。
これではOKはいただけないので、次の手段に行きます。
キッチンペーパーに洗剤をしみこませた後、
ラップを使用して表面に洗剤を密着させつつ、
洗剤がたれないようにセロテープで止めました。
一晩経ってみて・・・綾
ここまで落ちていました
(シミや汚れがすぐにきれいになると思っていらっしゃると思いますが、時間をかけないと洗剤や薬剤がシミに浸透していかない場合が多くあります。家庭洗濯も頑固な汚れはつけ置きしてくださいね。ただし、品物から色が出てくる場合はやめたほうが良いと思います。)
洗剤をきれいにふき取ればこの通り!
少しは残ってしまいましたが、OKを出していただきました。
画伯には、今度から赤いペンをもたせることにします
最後に注意事項です。
ボールペンはついた物によりますが、家庭では落とせない場合のほうが多くあります。
今回は付いて間もない合皮素材のものなので落とす事ができました。
必ずテストしてから行って下さい
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