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シミ抜き実例紹介 帽子の脱色を直しました!
皆さんおはようございます。志村です。
私は本日までお休みをいただいております
こんなお休みの日には、趣味のゴルフにいそしんでいらっしゃる方も
多いのではないでしょうか?
今年の夏のように猛暑の日のゴルフに欠かせないもの!
それは帽子です
帽子は頭部への日差しを防いでくれるだけでなく、
視界もクリアにしてくれるので、グリーン上のラインが読みやすくなります。
たくさんの方が帽子をかぶられていることでしょう。
ここで先日、知人から相談を受けました。
「お気に入りの帽子が変色してしまったので直してもらえますか?」
その商品がこちらです。
つばの部分が思いっきり茶褐色に変色しています
全体も少ししらっしゃけています。
素材はコーデュロイのようなもので、
冬から春にかけてご使用になられていたようです。
私こう見えても繊維製品品質管理士ですので、
このようになった原因を説明しました。
おそらく、汗をかいた状態で長時間日光(紫外線)を浴び続けたことで、
染料が昇華してしまい変退色を起こしてしまったのでしょう。
このようなことはよくあり、ポロシャツの襟などによく見られます。
これは、商品の特性と考えていただくしかなく、
予防策はあまりありません
ですが、私にかかれば全力を持って取り組ませていただきます。
色がなくなってしまって茶褐色になっているわけですから、
その抜けてしまった色を、また塗ってあげる必要があります
今回は元の色が「紺色」ですが、紺は「青」「赤」「黒」から構成されています。
それが赤っぽくなっているということは、「青」と「黒」がなくなってしまっているということなので、
その色をちょうどいい塩梅に調合したのが下の色です
そしてこれを筆を用いて塗っていきます。
ただ、普通に塗ってしまってはどんどん周りに滲んでいってしまうので、
そこはプロの技でかすれるぐらいの染料で塗っていきます。
そのため、異常に時間がかかりましたが・・・
どうでしょう!この出来上がり!
カメラが明暗を分けられずに若干黒っぽくなりすぎていますが
実際は赤茶けていた部分のみを処置しています。
もうちょっと拡大した写真がこちらです。
このように、シミだけでなく脱色も直す事ができます。
シミ抜きでお困りのことがありましたら、
ぜひクリーニング志村の「復元加工」にご相談ください。