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クリーニング講座 汚れやシミには水溶性と油溶性があり、それぞれが水や油に溶けます!
皆さんこんにちは志村です。
前回のブログにて好評だった動画の第3弾をご紹介します
今回は、汚れやシミの特徴についてご説明します。
汚れやシミの中には
水溶性・・・水に溶ける性質
油溶性・・・油(ドライクリーニング溶剤)に溶ける性質
不溶性・・・水にも油にも溶けない性質
色素・・・色そのもの
の4つに大別されます。
それぞれの代表例は以下の通りです。
水溶性・・・汗、塩、砂糖、しょうゆ、果汁、肉汁、アルコールなど
油溶性・・・皮脂、食用油、グリース、口紅、ファンデーションなど
不溶性・・・土、ホコリ、スス、墨など
色素・・・インク、変色した汗ジミなど
となります。
今回はその中の水溶性と油溶性の性質を動画でご覧いただこうと思います。
動画の内容は水溶性の汚れの代表例であるしょう油と
油溶性の汚れの代表例である食用油(今回はゴマ油)を
用意して、それぞれが水や溶剤に溶けるかという実験をしてみました。
相変わらずのカミカミっぷりには目をつぶってください
しょう油を入れた上に流し込んだゴマ油が若干わかりにくいかもしれませんが、
ご了承ください
この動画のように、
水溶性の汚れ(しょう油)は水にはとけるが、溶剤にはとけない!
油溶性の汚れ(油)は溶剤には溶けるが、水にはとけない!
という性質があります。
つまりは、私たちが夏場必死に汗をかいて働いているときに
着用しているスーツは、通常のドライクリーニングだけでは
その汚れ(汗=水溶性の汚れ)を落としきることができません
でも、通常の水洗いがウールには向かないことは
前回のブログでもおわかりいただけたかと思います。
そこで開発されたのがドライクリーニング後にデリケートな水洗いを行う
「汗抜きWクリーニング」です。
まずはドライクリーニングに手衣類表面の油を洗い流しておいて
乾燥させた後にデリケートな水洗いを行う2度洗いで、
衣類に蓄積された塩分等を溶かし出し、さっぱり洗い上げることができます
ひざの裏がべたべたし始める前に、
汗抜きWクリーニングでさわやかな着心地を長くお楽しみください。